とあるメガバンクでは、希望する社員を対象に、週休3日や4日の働き方を認める制度を12月に導入する方針を明らかにしました。
新型コロナウイルス感染拡大を踏まえた、新たな働き方に対応するためです。
週休3日以上の本格導入はメガバンクでは初めての取り組みで、基本給は週休3日で従来の80%程度、週休4日で60%程度になる予定だそうです。
このような取り組みは、日本ではまだまだ多くはありません。
会社としては、人員面の見直しが必要であったり、個人としては収入減による生活面への影響などがあり、一概に休みが増えれば良いというわけではありません。
今回のコラムは上記のような問題は抜きに、学びの面で考えた休みが増えた場合を書いてみたいと思います。
休みが増えることは、自由に使える時間が増えることになりますので、学びに充てられる時間も増えます。
昨今良く耳にします、
「リカレント教育」(学び直し)
が可能となります。
通学講座や社会人大学など、通学が必要となる学びもやり易くなります。
また、能力開発を支援する雇用保険の教育訓練給付金を活用すれば、20%(上限10万円)や40%(20万円)といった支給があります。
このように、学びたい人にとっては休みが増えることはとても良いことです。
さらに資格を取得して、休みの日に副業を行うことも可能となります。
私は現在、本業とNPO法人と両方をやっておりますが、本業なくしては収入に困ります。
でも、休みが少ないと学びやNPO活動に充てられる時間がないのも現状です。
私のような働くスタイルの人には、
「一部の収入を得ながら、やりたいことをやれる」
という環境はとても望ましいことです。
「収入は多少減っても、心のゆとりと生き甲斐がある方が良い」
と考える人も多いようです。
このような制度の導入は、自身のスキルアップの促進に繋がるとともに、個人のスキルアップは会社へもプラスになるものではないかと思います。
これからの時代、週休3日や4日が当たり前になるかもしれません。
そのような時代に備えて、自分自身でやるべきことを考えておく必要が出てくるのではないかと思います。