楽観脳と悲観脳 2021.1.23

今回は心理学の話。

人の考え方として、

「楽観脳」と「悲観脳」があります。

「楽観脳」とは物事をプラスに考えられる脳の回路であり、「悲観脳」とは物事をマイナス考えてしまう脳の回路です。

人は物事を楽観的に考えるか、悲観的に考えるかで、出来事をどう体験するかが大きく変わると言われています。

皆さんはどちらの考えが強いでしょうか。

私は「悲観脳」の人の方が多いのではないかと思います。

例えば、10人の顧客を持つ仕事をしていたとします。

その顧客の9人から、「ありがとう」と感謝の言葉をもらったとします。

しかし、たった1人のクレーマーから1時間も文句を言われたとします。

このような出来事があった場合、あなたはどう感じますか。

多くの人はたった1人のクレーマーによって、一日の気分が下がってしまうのではないでしょうか。

そのためテンションも上がらず、さらに仕事でミスをしたり、仕事がはかどらなかったりといったことが起きるかもしれません。

これは、先にも書いた通り、楽観的に考えるか、悲観的に考えるかで、その後の体験が大きく変わってしまうのです。

他にも、仕事でプレゼンテーションをするときに、

「失敗したらどうしよう」とか、

資格試験を受けるときに、

「不合格だったらどうしよう」

といった考えをもってしまうのも悲観脳な考え方です。

では、このような考えをどのようにしたらよいのでしょうか。

それは、単純に「プラス」に考えるしかないのです。

先の例で、たった1人のクレーマーに1時間も文句を言われたとしても、

「9人の人から自分の仕事は感謝されている」

と思うのです。

プレゼンテーションであれば、

「自分の作った資料で新たな顧客が取れる」

資格試験であれば、

「この資格取得により、会社での評価が上がる」

といったプラスのイメージを持つことが大切です。

世の中で成功していると言われる人たちの多くも「楽観脳」であるとも言われています。

コロナ禍の昨今、明るい話が無く気分も沈みがちですが、何事もプラスに捉えて行動することが成功への近道です。

このような状況下でも、ピンチをチャンスに変えて事業で成功している人もいます。

ですので、日々の生活や仕事の中で、前向きにプラスに考えていくことを意識することが大切であると思います。