セルフ・ハンディキャッピング 2021.5.29

セルフ・ハンディキャッピングとは、

「自分の失敗を外的条件に求め、成功を内的条件に求めるための機会を増すような行動や行為の選択のことを指す概念。エドワード・E・ジョーンズらによって提唱された。自分自身にハンディキャップを付けること、という意味である。(ウィキペディアより)

わかやすい例えで言いますと試験前にあえて、

「部屋の掃除をする」

「漫画を読む」

など、試験と関係ないことをやることを言います。

このような経験は誰しもあるのではないでしょうか。

これがセルフ・ハンディキャッピングなのです。

あえて試験勉強と違うことをすることで、

結果がダメな場合でも、

「本気を出さなかったからだ」

「勉強しなかったから」

と自分に言い訳ができます。

逆に良い結果が出れば、

「本気を出していないのに良い結果が出せた」

「勉強をあまりしないでもできる」

という良い考えになります。

この行動で自分のプライドを守るという心理が働いているそうです。

しかし、学校の定期的な試験であればこのような考えになるかもしれませんが、資格試験ではそうはいきません。

最初から、

「会社に言われたからしょうがなしに」

「受かるかわからないが取りあえず受験した」

という考えならセルフ・ハンディキャッピングを使ってもいいかもしれませんが、本来は資格取得に目的があり、試験合格が目標なためそうはいかないと思います。

難関資格の一発合格者も、

「最後まで諦めない」

「自分を信じ抜く」

といったことを言われる人がいます。

直前模試でもE判定だった人が、残りの1ヵ月でA判定までなれたのも、上記の想いがあったからだそうです。

そもそも、セルフ・ハンディキャッピングの考えを持っているなら、難関資格など受けないでしょうね。

人は楽な方へ行きがちです。

しかし、資格取得を考えるならそうはいきません。

セルフ・ハンディキャッピングが悪いと言うわけではありません。これを活用することもあるかと思います。

それでも、資格取得を目指すのなら、

「本気の自分」

であるべきなのです。