「金の糸」という自身のキャリアテーマを明確にする支援ツールがあります。
キャリア構成理論をベースに作られた、キャリアカウンセリングツールの1つです。
内容はいたって簡単で、一般的なすごくのようにサイコロを振り、出た目の数だけ進みます。
止まったところに書いてることを実行するのです。
そこに書いてあることが、自身を振り返る内容となっています。
私も実際にやってみたのですが、小学生時代や中学生時代のことはそれほど覚えていません。
特に小学生の頃なんて、仕事に繋がることなんかあるのかと思いました。
しかし、すごろくの中に書いてる、
「憧れていた人」
「楽しかった思い出」
「好きな教科」
「悩んでいたいこと」
などを大人になって改めて考えてみると、意外に今の仕事への考え方や、自己概念が見えてきたりします。
実際に私は、仕事に対する考え方というか思いは小学校時代から繋がっているものがありましたし、自己概念も中学校時代の影響があったことがわかりました。
このように大人になった今の自分は、小さい頃からの経験や出来事により作られているのだと改めて感じました。
大人になると自身を振り返ることも少ないですし、自分というものが確立されてしまいますが、時間があれば一度過去を振り返り今の自分のルーツを探ることも面白いかもしれません。
そのことで、仕事や生活に新たな活力や変化をもたらすきっかけになるのかもしれません。
一度、昔の自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。