あるビジネスパーソンから、
「今の仕事に対する気持ちが離れてしまった」
という話を聞きました。
別の言い方をすると、
「仕事に気持ちが入らなくなった」
「仕事のやる気が無くなった」
「仕事に対するモチベーションが無くなった」
と言えるのではないでしょうか。
仕事に対する気持ちが離れるということは、仕事が嫌になって転職を考えるきっかけにもなり得ますが、
「人間関係が嫌だ」
「上司からパワハラを受けている」
といった理由とは違い、
「絶対に辞めたい」
「辞めないと身体がもたない」
と言った気持ちとは少し違います。
このような場合、今の仕事での良い点、モチベーションがあがる仕事など、本人にとってプラスになる仕事があると、気持ちが元に戻ることもあります。
このように気持ちが離れてしまう要因は多くあるのですが、1つの大きな要因より小さな要因が積み重なってこのような気持ちになるのではないかと考えます。
気持ちが離れてしまうことは、生産性の低下にもなってしまいます。
最悪の場合は、転職されることも出てきます。
ビジネスパーソン、一人ひとりの仕事に対する考え方やモチベーションを把握することは簡単なことではありません。
人それぞれの仕事のやり方、考え方があるからです。
それでも定期的な面談などを通して、仕事に対する今の思いや考え方を聞くことはできます。
聞いたことが自身の仕事に対する考えと違っていても否定せず、しっかりと話を聞くことが大切です。
そして、改善できる点があれば少しずつ改善していけば良いのです。
今回の話は、経営者、管理者などが対象になってしまいますが、当事者自身も気持ちが離れる前に、面談の場を設けられるよう働きかけることも大切です。
仕事に対する気持ちが離れることは、組織にとっても大きなマイナスですので、コミュニケーションが取れる職場にしていくことが必要となります。