国家資格のCBT試験化 2022.9.17

今回のコラムは、当協会の平島宗一郎研究委員からの寄稿です。

CBT試験とは「Computer Based Testing(コンピュータ ベースド テスティング)試験」の略称で、コンピュータを使った試験方式のことです。

具体的には、テストセンターに赴き、会場に設置されたパソコンを使って解答します。

国家資格に関しては、一昔前まではITパスポート試験など、限られた試験でのみ実施されてきました。

しかし、最近になって、国家資格である、基本情報技術者試験(2021年度~)、第三種電気主任技術者試験(2023年度~)などが相次いでCBT試験の実施を開始・予定し始めました。

また、公害防止管理者試験についても、資格制度に関する資料(公害防止管理者制度の今後の在り方、令和3年2月8日、~令和2年度公害防止管理者制度の今後の在り方調査検討会~)においてCBT試験の実施の検討が報告されています。

CBT試験は、これまでの筆記試験に比べると、運営コストや手間が削減されるため、結果として受験会場や試験の開催頻度を増やすことが可能になります。

筆記試験からCBT試験への移行が進むにつれて、受験者も様々なメリットを享受できるようになると考えられます。

実際に、第三種電気主任技術者試験については、CBT試験の実施に先立って、試験の開催頻度を年1回から「年2回」に増やしています。

これまで、日程(例:試験の日程が仕事の繁忙期と被っている)や地域(例:試験開催地が自宅から遠い)に関する事情から受験を断念したというケースを多く聞いてきましたが、次第にこのような問題点が解消されていくことが期待できます。

このように、やる気さえあれば気軽に試験を受験できる環境が整いつつある状況ですので、是非、資格取得を通じた自己研鑽を検討してみてはどうでしょうか?

 

(平島宗一郎研究委員)
多くの国家資格を取得しながら、現在は博士号取得のため大学の非常勤講師をしながら学び中。
また、国家資格を活かした「環境技術分野の活性化」を目的に起業に向けての準備も進めている。