絆は、
「強い絆」
「弱い絆」
があると言われ、
「強い絆」とは、家族や仲の良い友達など、社会的地位や価値観の似たもの同士で築かれ、
「弱い絆」とは、数回しか会ったことがない人や交流があまりないといった人のことと言われています。
どちらが良いかと言えば、強い絆の方が良いと答える人は多いと思います。
しかし、強い絆は組織内では意見の正当性を議論するよりも、関係維持の方に心理が流れる傾向があるそうです。
そのため、組織を活性化させるには適度に弱い絆も深めていく必要があるのです。
昔の私はもっぱら学生時代の友人と飲んだりしていました。
強い絆の人たちです。
仕事の嫌なのことを忘れ、学生時代を振り返りながら飲むお酒は何よりも楽しい時間でした。
しかし、歳を重ねると家庭を持つようになり、集まる機会も少なくなりました。
その変わりに交流をするようになったのが学びや仕事で出会った人たちです。
同じ講座で一緒に勉強をした人、仕事で取引のある人、営業の挨拶で名刺交換をした人など、昔からの付き合いがあったわけではありません。
弱い絆の人たちです。
それでも話をしているうちに打ち解け、今では学生時代の友人よりも飲みに行く人もいます。
弱い絆から強い絆になっています。
それがただの飲み仲間ではなく、学びでも仕事でも、お互いをサポートしあえる存在になっているため、
「弱い絆もいつかは強い絆になる」
と実感しています。
絆という言葉を使いましたが、
「人的ネットワーク」
と言ってもいいかもしれません。
絆は強いが良く、弱いが悪いのではなく、上手く付き合うことで、
「良い絆」
になっていくのだと私は感じています。