以前勤めていた職場の後輩が育児休業を取得しました。
この組織での男性の育児休業取得は2人目だそうです。
厚生労働省の調査によると、2020年の男性の育児休業取得率は12.65%です。
女性の81.6%には遠く及びませんが、初めて10%を超えたことが話題となりました。
1996年の調査時は0.12%であり、5%をようやく超えたのが2017年の5.14%だということを考えても、ここ数年で飛躍的に増加していることが分かります。
それでもまだまだ取得率は低いです。
ちょうど後輩が入社した頃、子供が産まれましたが、育児休業を取るという考えは全くありませんでした。
むしろ、
「後輩を育てなければ」
という思いの方が強かったです。
親と同居をしていなかったので、妻のお陰であったと改めて思います。
私自身もそうですが、男性が育児休業を取るということは、取る側の意識も変えていかなくてはなりません。
また職場の理解も重要です。
男性の育児休業取得が進められていても、
「いない間の仕事は誰がやるのか」
「担当する急ぎの案件はどうするのか」
など、様々な障壁があります。
私が後輩と一緒に勤めていたころは、私と後輩で仕事を分担できたのですが、彼の仕事をどのようなカバーしたのか聞いてみようと思います。
これからますます、男性の育児休業取得は増えていきます。
雇う側も雇われる側も育児休業の必要性をしっかり理解し、お互いが良い形で取得が進められるよう制度についてしっかり学ぶことも大切なのです。