マズローの欲求段階説の中に、
「自己実現の欲求」
があります。
マズローの欲求段階説は、人間の欲求を5段階に体系化し、
①生理的欲求 ②安全の欲求 ③社会的欲求 ④自我の欲求 ⑤自己実現の欲求
に分かれています。
欲求は下のものから充足されていき、低次元の欲求が満たされると上の欲求を満たそうとします。
また、一旦欲求を満たされるとそれは動機づけ要因にならないと言われています。
ただ、一番上の自己実現の欲求だけは、満たされてもさらに高い欲求が生じてきます。
①から④の欲求に関しての詳細は書きませんが、生活する中で多くの人がすでに満たされている場合が多いです。
人は生きていく中で、常に⑤の欲求を追い続けているとも言われています。
私の場合、多くの資格試験を取得してきましたが、難易度の高い国家資格を受験するときは、
「この資格に合格できたら、しばらくは試験はやめてこの資格に関連する知識を広げよう」
と思うのですが、しばらくすると、
「また新たな資格試験にチャレンジしてみよう」
と新たな勉強を始めてしまいます。
このように、ある成果に達しても、次にチャレンジしたいという欲求を達成しようという人を、
「自己実現人」
と呼ぶそうです。
人はチャレンジする生き物です。
チャレンジする気持ちが無くなってしまうのはもったいないことです。
成功している多くの人は自己実現人だと私は思います。
結果はともあれ、自己実現人として生きる方が豊かな人生を送れるのではないでしょうか。