インターンシップとは、学生が社会へ出る前の職場体験のことをいいます。
企業で仕事をしている人の話を学生が直接聞いたり、実際の仕事を体験したりすることで、業種・業界・職種の違い、社員の雰囲気、企業風土などを知ることができます。
一般的には職場体験といった形が多いと思いますが、インターンシップの形も変わってきています。
次に二つのプログラムを紹介します。
まず一つ目は、長期実践型プログラム。
長期実践型プログラムは、地域企業の経営者・リーダーの右腕となり、新規事業や商品開発、広報などにチャレンジする実践型インターンシップ・プログラム。約1か月間程度オンライン・オフラインを活用して経営者やリーダーのそばで課題解決に取り組む。
期待できる効果として、
学生は、挑戦する心構えを醸成し、キャリアイメージの解像度が上がる。
企業は、学生と長期的で顔の見える関係性が築かれ、採用したい人物像が具体化する。就職だけでなく将来的な中途採用や複業兼業、プロボノ当様々な関わりしろをイメージすることができる。
二つ目は、短期取材型プログラム。
人材不足に悩む中小企業に対し、学生が社員への取材を通じて働くことや地域への理解を深め、地域企業で働くことに前向きなイメージを持ってもらう。取材により発掘した強みは、企業の採用に活かして頂くことも想定。参加学生が数名のグループとなり、地域企業数社へ5日間かけて取材する。
期待できる効果として、
学生は地域で働くことへのキャリアイメージの解像度が上がり、より深く知りたいというニーズが生まれる(就職活動や長期インターン等への接続)。
企業は、学生目線の自社の強みを知り、採用に活かすことができる。取材を通じて企業の魅力を知る学生・若者人材が増え、長期のインターンや採用などに結びつけることができる。
以上のようなインターンシップも出てきているのです。
ただ単純に会社を知る、仕事を知るのではなく、よりキャリアをイメージしやすく、また実際に結果を出すといったことも体験できるようになってきています。
厚生労働省の調査「新規学卒就職者の離職状況」では、大学生の3年以内の離職率は32%と言われています。
若手社員の定着率を上げるためにも、インターンシップの活用というのは大きな役割を話すのではないかと思います。