資格試験の勉強をすると何かしら「苦手科目」がでてきます。
苦手科目をどう対策すれば良いのか悩みます。
対策の一つ目として、
「切り捨てる」
という考え方があります。
この方法は、苦手科目を諦め得意科目で点数を上げるという方法です。
総得点で合否が決まる試験であればこの方法は一つの手だと思います。
苦手科目はやらず、得意科目に集中すれば良いからです。
ただ、試験によっては科目ごとに最低点(足切り点とも言われる)が設定されていることもあり、全く切り捨てることができない場合があります。
その場合は、最低点を超えるだけの勉強は必要となります。
苦手であっても基礎問題や頻出問題だけは押さえておく必要があります。
対策の二つ目として、
「基礎からしっかり学ぶ」
という方法です。
私の実体験として、今勉強している中小企業診断士試験の科目の中に「経営情報システム」という科目があります。
IT関係の仕事をしている人であれば理解しやすい科目かもしれませんが、普段仕事の中でパソコンを使って文書入力や表計算をしている程度の知識では太刀打ちできない内容です。
中小企業診断士講座でも基礎から教えてくれるのですが、応用情報技術者試験合格者が免除できる科目ということもあり、基礎とは言ってもそれなりに難しい内容です。
どうしても好きになれない科目の一つでありました。
何とか克服したいとの思いから、情報処理技術者試験の基礎である「ITパスポート」を学べば理解が深まるのではないかと思い勉強をしました。
そのおかげで経営情報システム分野の理解が深まるとともに、ITパスポート試験にも合格ができました。
再度、経営情報システムの勉強を始めてみると、以前は分からなかった内容がだいぶわかるようになっており、苦手科目から得意科目になりそうです。
遠回りのようでいて、この方法は意外と効果があるのだと実感しました。
ただ、中小企業診断士試験がメインであるため、短期での勉強が必要となりました。
他の資格試験でも同じ方法を取る場合、試験までの時間があまりない方は、その試験の講座を徹底的にやる方が無難であり、最低点を確保する方が得策です。
今回の私のような勉強は、試験まで時間があり少し寄り道ができる余裕があることと、短期でしっかりやることがポイントとなります。
苦手科目の克服方法は他にもあるかと思いますが、今回ご紹介した方法の参考に苦手科目に取り組んでもらえたらと思います。