以前のコラムでも人手不足について書きましたが、仕事を通して感じたことを今回は書きます。
人材に関わる仕事をして2年目になります。
昨今、どの業界でも人手不足が深刻な問題となっています。
働き方も多様になり、フリーランスや副業・兼業など一昔前はあまり見られなかった働き方も出てきました。
私は、副業・兼業人材の活用、インターンシップ、従業員のエンゲージメント向上について仕事で取り組んでいますが、現在の人手不足に即効性のある取り組みではありません。
どちらかというと中長期的な取り組みです。
副業・兼業人材を活用し、会社の課題解決や新たな挑戦など様々なことができますが、その中で採用に関することや福利厚生など、良い人材に来てもらう会社づくりを副業・兼業人材と一緒にやることも考えられます。
しかし、喫緊の人手不足には対応することが難しく、また地方では副業・兼業人材の活用の認知度がまだまだであり、難しいと感じています。
また、インターンシップで学生が企業に入り、社員の方と一緒に仕事をし経験を積んだり、新たなことにチャレンジをすることができますが、インターンシップに来たからと言って卒業後に就職に結び就くかというとそうでもありません。
多くの学生が県外の大学に進学しそのまま就職といったことも多く、地方での就職、特に中小企業にとってはとても厳しい状況です。
大学を卒業して就職し、3年以内に離職する人の割合も多く、良い人材に長くいてもらうためエンゲージメントを高く勤めてもらえる会社づくりもまた難しいです。
現在の仕事をしながらどの事業もとても大切なことであり、人手不足対策に結び付くものでありますが、即効性がなかなか出ないため、現状の人手不足対応に追われる事業者の皆様にとっては、取り組んではみたいけど今ではないというのが正直なところなのかもしれません。
人口、若い人が減少する中で、ますます人手不足が深刻になると思われますが、会社の継続のためにも中長期的な人材確保を考えていくことは必要なことです。
また、DX・AIなどを活用し、業務の効率化を図ることも一つの手段です。
これからも地域のために人材に関する仕事は継続していきますが、地域の実情に合った事業を展開し、事業者の皆様の支援ができたらと思います。
私自身、人材に関する仕事をしていて、本当に答えのない難しい課題だと感じています。