最近、質問を受けた際にその場でフィードバックを求められる場面が増えてきました。
以前であれば、一度考え込んでしまい、言葉が出るまでに時間がかかることもありました。
しかし最近は、悩んで時間を止めることなく、比較的すぐに自分の考えを伝えられるようになったと感じています。
この変化の背景には、自分よりもレベルの高い人たちと一緒に仕事をしてきた経験があるのではないかと思います。
知識や経験が豊富な人たちとの仕事では、会話のスピードも速く、その場で意見や判断を求められることが多くあります。
最初はついていくのに精一杯で、自分の考えをうまく言葉にできないことも少なくありませんでした。
しかし、そのような環境の中で仕事を続けるうちに、自然と「まずは自分の考えを出してみる」という姿勢が身についていきました。
また、そのような場を何度も経験してきたことも大きいと感じています。
人は経験を重ねることで、過去の事例や知識を思い出しながら判断できるようになります。
いわば、頭の中に多くの「引き出し」ができ、その状況に応じて適切なものを取り出せるようになるのだと思います。
質問に対してすぐに答えられるようになったのも、特別な才能というよりは、こうした経験の積み重ねによるものだと感じています。
さらに、日々の学びも大きく影響していると感じます。
仕事の中での気づきや、読書、研修、大学院での学びなどを通じて知識や視点が少しずつ増えていきます。
こうした学びの蓄積があることで、物事を多面的に捉えることができ、問いに対して自分なりの考えを整理しやすくなるのだと思います。
また、レベルの高い人たちと関わる中で、「完璧な答えでなくてもよい」という感覚を学んだことも大きいです。
重要なのは、その場で考え、現時点での仮説を共有し、対話を通じてよりよい答えに近づいていくことです。
その理解があるからこそ、必要以上に考え込みすぎず、自分の考えを素早く言葉にできるようになったのだと思います。
振り返ってみると、成長とは特別な瞬間に起こるものではなく、日々の仕事や対話、そして学びの積み重ねの中で少しずつ形づくられていくものなのかもしれません。
自分よりも優れた人たちと関わりながら経験を重ね、さらに学び続けていくことが、思考や判断の「瞬発力」を育てていくのだと感じています。
これからもそのような環境の中で、自分自身の引き出しをさらに増やしていきたいと思います。

