人生100年時代の学び 2018.10.21

最近よく聞く言葉で「人生100年時代」という言葉があります。このコラムでもたまに出てくる言葉です。皆さんは人生100年時代と言われて何を考えますか。

「人は100歳まで生きるようになる」と考える人が多いのではないでしょうか。簡単に言えばそういうことです。

人の寿命は延び続けています。私よりも子供、子供よりもその子供といった感じで若ければ若い人ほど平均寿命は長くなると言われています。

「100歳まで生きられる」と言われたとき、それに対する考え方は人それぞれです。それは嬉しいことだと思う人もいれば、悲しいことだと思う人もいるでしょう。

捉え方は人それぞれではありますが、長く生きる時代になるのは間違いありません。

長く生きるなら「健康でいたい」「老後の生活が安心して過ごせる蓄えが必要」と考える人は多いのではないでしょうか。どんなに長く生きられても寝たきりなってしまっては何もできませんし、蓄えが無ければ安心して生活ができません。

人生100年時代をテーマにしたとある書籍では、上記の条件が満たされないとそれは「厄災」でしかないと書かれていました。

それだけ健康管理や貯蓄など、人生100年時代に向けて備えていく必要があるのです。

そして、当協会としては「健康」「貯蓄」にプラスして、「学び」も必要であると感じています。

学びはいくつになってもできることです。働く世代であれば、仕事や自分の為のスキルアップ、転職などで学びが役に立ちますし、会社を退職した人たちであれば、新たな仕事を始める為の知識や趣味の為の知識など、世代によって学びも変わってきます。

現役の時にどれだけ学んだかによって、老後の生き方も変わってくるのではないかと考えます。

私の知り合いでご家族にお年寄りがいる方がいますが、その方がこんなことを言っていました。

「父も母も健康でそれなりの蓄えがあるが、趣味がなく日々やることがないため少しずつボケてきてしまった。趣味でもなんでもいいから、何かをやろうとか学ぼうとか、そういう気持ちをもっと早くから気づかせてあげるべきだった。だから、いくつになっても学ぶ気持ちってのは大切だよ」と。

人生100年時代、AI時代、リカレント教育など、学びの必要性を感じる言葉が良く聞かれる昨今。

ラーニングスキルマイスター協会は学びを通して、このような時代に貢献できればと考えています。