先日、仕事で新規創業された方のところへ取材に行ってきました。創業支援のお手伝いをさせていただいたのですが、県の担当者より
「移住され、女性店主が活躍するお店なので是非取材をしたい」との依頼がありました。
その方は、他県で長年お菓子屋さんを営んでおられましたが、新鮮なフルーツと子育てをしやすい環境を求めて移住されてきました。
知らない土地で開業することは簡単なことではありません。その土地のことも人のこともわかりません。そのような中、旦那さんはフルーツを栽培する農場に勤め、奥様はその農場が経営する農産物販売施設の一角をお借りしてスイーツカフェを開業されました。
まだ開業して1年も経ちません。決して知名度も高くはありません。日々お菓子を研究し、SNSを活用した情報発信を行い少しずつお客様を増やしておられました。
見て・食べて満足できる素敵なスイーツです。リピーターも増えているとのことでした。
取材の中で、店主が言われた言葉に自分の協会も頑張らなくてはと思うことがありました。県の担当者が、これから創業する人へ向けてのコメントを求めたときでした。
店主は
「起業したからといって直ぐに売上があるとかお客様が大勢くるとは限りません。目標を持って諦めずに続けることが大切。」
「地道にやっていくことが商売繁盛する秘訣ではないか。」
と言っていました。
当たり前のことかもしれません。創業を計画するときに、売上目標や集客数などを考えます。商売をするのですからそれで生活していかなくてはなりません。なのでしっかり利益が出る計画を考えます。
しかし、それが直ぐに達成するとは限りません。売上もお客様も目標とは程遠いこともあります。
でも、それで諦めてしまっては商売になりません。目標を達成するための方法を日々考えるしかありません。
私もある意味、協会を立ち上げたことは起業です。講座受講者を増やし、会員を増やし、協会の仕事だけでやっていけることが目標です。
最初はそんな計画を立てましたが、まだまだ道のりは長い状況です。
それでも、毎週コラムを更新したり、テキストの内容を高めるために本を読んだり、PR活動もしています。
協会は会員がいる限りやめることはできません。そこが商売と違うところです。前回の講座でラーニングスキルマイスターが誕生しました。なので目標に向かって進むしかありません。
そんな想いで協会活動をしているので、スイーツカフェの店主の言葉に勇気づけられました。
下のスイーツの写真はイメージです。取材当日は休業日であったためお菓子はありませんでした。でも、こんな感じの素敵なスイーツを作られているお店でした。