資格選びのポイント 2019.3.24

日本には1,000を超える資格があります。1,000という数字の根拠は、市販されている資格紹介本に掲載されている資格の数です。

私の知る限りでは、まだまだ多くの資格があり、それは日々増え続けています。

先日、知り合いの方よりお掃除の資格がないか相談を受けました。実際に調べてみると、

「ハウスクリーニング技能士」「整理収納アドバイザー」「ハウスクリーニングアドバイザー・インストラクター」「お掃除スペシャリスト」「日本掃除能力検定」「ハウスクリーニング士」「整理収納清掃コーディネーター」「キレイコンシェルジュ」などの資格があります。

その方は実際に家のお掃除をお願いした会社でも資格を認定しており、お掃除技術はとても良かったので資格を取得したいと思ったそうですが、のれん分けのようなシステムを取っているとのことで、それが良いのか悩まれていました。

いつくか種類がある資格を決めるにあたってのポイントは、

①自分がどのような内容を学びたいのか

②対外的な信用性を求めるのか

③資格は取得しやすいのか

④予算はいくらかけられるのか

⑤会社の評価アップや独立可能か

の5つのポイントがあります。

今回の相談の場合、

①自分がどのような内容を学びたいか。は、「家のお掃除をしてくれた会社の技術は素晴らしかったので自分も学びたい」になります。

②対外的な信用性を求めるのか。は、その会社の資格を持っている人は20名ほどしかいないとのことでしたので、信用性は低いです。なので、信用性を求めるのであれば、国家資格である「ハウスクリーニング技能士」や大手スクールで取り扱っている「整理収納アドバイザー」「お掃除スペシャリスト」が良いでしょう。

③資格は取得しやすいか。は、今回の相談の場合、のれん分けとして仕事をしてくれるなら取れるとのことでしたので、取得はしやすいでしょう。ハウスクリーニング技能士は国家資格なので難易度は高いと思われます。また、整理収納アドバイザーも試験があるため、合格しなくてはなりません。

④予算はいくらかけられるか。は、資格によっても様々ですし、通学講座や通信講座でも大分変ってきます。取りたい資格があっても、予算が合わずに諦めなければならないこともあります。

⑤会社の評価や独立可能か。は、今のことろ士業と呼ばれる国家資格や知名度がある資格など偏りがありますが、独立に関しては、資格うんぬんより、その方の経営センスや営業方法などで大きく変わる面があります。

同じような内容の資格があり、何が良いのか迷った場合、5つのポイントを押さえて考えると良いでしょう。

学びたいと思った時がきっかけです。自分が納得いくまで内容を吟味して学んでください。

どうしても迷ったときは、ラーニングスキルマイスターに相談すると良いでしょう。