全国の大学でリカレント教育(社会人の学び直し)を後押しする動きが広がっています。
これまでは公開講座など気軽に受けられる教養を高めるものが中心でしたが、専門的な講座や企業などのニーズに合わせたカリキュラムを組む大学も出てきました。
また、女性の職場復帰を支援する講座や学費の半分の補助が出たり保育サービスを提供するなど、社会人の学び直しがしやすい環境が整いつつあります。
しかしながら、学費や仕事、家庭を理由に「学びたくても学べない」人は多いのも現状です。
通信講座やeラーニングを活用すれば学びやすくはなりますが、大学へ通うとなると会社の理解が必要となり、日本の企業では理解を得るのは厳しいのではないかと感じています。
「社会人大学院」という言葉は日本独自の言葉で海外にはないそうです。
なぜならば、海外ではいくつになっても学び直せる環境が整っており、大学卒業後も節目節目で、大学に戻り教養を高めたり専門知識を得ているそうです。
「学びには終わりがない」というのが一般的な考えで、学べる環境が整っていることが分かります。
日本ではまだまだ社会人の学びやすい環境が整っているとは言えませんが、グローバル社会で生き残っていくには「社会人の学び直し」がこれからは当たり前になっていくのではないかと思っています。