学びの履歴書 2020.1.18

「学びの履歴書」という言葉を聞いたことはありますか?

一般的に履歴書というと、就職活動の際に書くイメージがあります。 

では、「学びの履歴書」とはどのようなものでしょうか? 

学びの履歴書には、特に決まった体裁がありません。

また、小学校から大学、社会人まで様々な形で学びの履歴書というものが存在します。

「学校を卒業してから何も学んでいない」

なんて思った人もいるかと思います。

資格や検定など証として残る学びで考えると、何も学んでいないと思う人がいるかもしれません。

しかし、

「ビジネス書を読む」
「仕事に関する本を読む」

と言ったことはあるのではないでしょうか。

そう言ったものも「学び」として考えて良いと思います。

 

当協会で考える学びの履歴書の記載内容は、次のような形になります。

①働いてからの学びを振り返る。

②なぜ学びが必要だったかを考える。

③その学びから得られたものは何かをまとめる。

④仕事や転職などで役に立ったかをまとめる。

⑤その学びは今も活かさせているか。活かされていないのか。

この①から⑤をまとめることで、学びの履歴書ができるわけです。

 

私の場合を例にあげると、

①仕事で相談のあった案件や協会を運営するための学び。

②仕事で相談に答えられるためのスキルの習得と、協会を設立したかったのでそれに関する知識が必要。

③FPや販売士などの資格を取得。NPO法人設立の知識。

④相談に的確に応えられる知識とNPO法人の設立ができた。

⑤資格に関しては、そのときの相談だけで今は使わない知識もある。協会に関する知識は、現在の協会運営にも役立っている。

などとなります。

このことから私の強みは、会社の経理や労務、資金調達などの知識と、協会運営やNPO法人設立の知識と言えます。

 

学びの履歴書とは、自分の学びを「可視化」することで自身の強みを洗い出し、今後の仕事や転職などに活かすことができるのです。

皆さんにも多くの「強み」があると思います。一度、学びの履歴書を書いてみてはいかがでしょうか?