100日後に死ぬワニを読んで 2020.3.28

3月20日「100日後に死ぬワニ」の連載が終わりました。この4コマ漫画を知っている人は多いのではないでしょうか。

私は99日目にして、ネット上で「明日死んでしまう」という内容を多く目にして、1話から見たという、にわか読者でありますが…

漫画の内容は皆さんもご存じだとは思いますが、擬人化したワニがどこにでもいる若者のように、アルバイトをし、好きなものを食べ、友達と遊び、恋をして、といった内容の4コマ漫画です。

漫画自体、すごい展開があるわけでもないのですが、主人公が100日後に死ぬということで、毎回日数がカウントダウンされていくのが今までにないパターンでした。

100日目にたぶん、事故で死んでしまったのだと思われます。

普通に生きている若者が100日後に死ぬというのは、この漫画を読んで色々と思うことがあったのではないでしょうか。

私はこれを見て、昔とある作家が言っていた一言を思い出したました。

それは、

「人は偶然の連続で生きている」

という言葉です。

普通はこの逆で、事故に遭ったり、災害に遭ったりした場合、

「運が悪かったね」
「タイミングが悪かったね」

など、偶然で不幸になるという考え方が多いと思います。

でも、この作者は、

「生きてることが偶然」

と言っているのです。

「今日も無事に生きられたのは偶然事故に合わなかったから」
「偶然その場にいなかったから災害に合わなかった」

という考え方です。

「幸を偶然」とるか
「不幸を偶然」ととるか

考え方は人それぞだと思います。

毎日のように新型コロナウイルスの話を聞くなかで、今日を無事に生きていることを、皆さんは必然だと思いますか、それとも偶然だと思いますか。

どちらにしても毎日、元気に過ごせることはありがたいことであり、一日一日を大切に生きなければならないのです。

悔いのない人生が送れるよう、私生活でも仕事でも自分の考えを大切にしながら、今やれること、これからやるべきことをしっかり見極め生活していきたいですね。

 

 

写真:100日後に死ぬワニ完結記念サイトより