言われて参加と自主的に参加 2020.12.12

社会人の学びとして、一般的に良くあるのがOFF-JT(Off-the-Job Training)と呼ばれる、

「職場や通常の業務から離れ、特別に時間や場所を取って行う教育・学習」

があります。

OFF-JTとの対義語で、OJT(On-the-Job Training)がありますが、こちらは、

「日常の仕事を通じて必要な知識・技術・技能・態度などを身に付けられるよう、意図的・計画的に指導する」

ことをいいます。

日本の企業の多くは、OJTの割合が高いのですが、OFF-JTを活用する企業も多くあります。

会社や上司に言われて、外部のセミナーや講習会に参加する機会があると思います。

そのときに、あなたはどんな気持ちで参加していますか。

①会社や上司の命令で参加している。

②新しい知識が身に付けられるから、しっかり学びたい。

上記のような思いがあるのではないでしょうか。

私が知っているセミナー講師は、最初にこの質問を参加者にしています。

そのセミナー講師の講義の参加者の多くは、会社や上司に言われて参加しているという方がほとんどだからです。

参加する動機はどうあれ、

「せっかく参加しているのだから、何か一つでも覚えていこう」

という気持ちで講義を受けてほしいと言われます。

会社や上司に言われての参加は、自主的ではないですし、気が乗らないかもしれません。

しかし、そのような気持ちで学ぶと、学びに対して心理的な壁ができてしまい、学んでいることが頭に入ってきません。

それで余計につまらなくなり、さらに頭に入らなくなるという悪循環になります。

このようなことにならないためにも、

「何か一つでも覚えていこう」

という気持ちを持つことが大切です。

また、

「自分の興味や感心があることを見つける」

「一緒に参加した人たちと交流が持てる機会がある」

など、前向きな気持ちで参加することが大切です。

セミナーに限らず、自分のやりたくない学びは気が乗りませんが、プラスに考えて学びをすることが、最終的には自分にとってプラスになるのです。

せっかく時間を使って学びに来ているのなら、自分の身になる学びにしたいですね。