肩書を意識して仕事をしている人はどのくらいいるのでしょうか?
身近で言えば、金融機関や公務員は肩書からキャリアが分かりやすい職業です。
最初は肩書が無いところから始まり、「主任」「係長」「課長」「副支店長」「支店長」といった流れがあるからです。
公務員でも「主事」からスタートして、「係長」「課長」「部長」などと出世していきます。
この二つの仕事はキャリアが肩書に反映され、その人のキャリアが分かります。
しかし、企業によっては肩書がしっかりなかったり年功序列で付く肩書であったりと、その人のキャリアが分かりにくいこともあります。
私の仕事もそうですが、内部資格の名前がそのまま肩書なっています。
その肩書は定年前の方も20代の方も、その内部資格を取得すれば付く肩書です。
組織内ではその人のキャリアはわかるかもしれませんが、他社の人から見ればどちらも同じ立場のように見えます。
私の職場のことをよく知っている人なら、年齢関係なく同じ肩書なのだとわかっていますが何も知らない人からしたら、
「この年配の人と若い彼は同じ肩書だけど、年配の人は仕事ができないのか。それとも若い人が仕事ができるのか」
と思われてもおかしくないように感じます。
「たかが肩書」
と言われてしまうかもしれませんが、その肩書がその人のキャリアを現すものであります。
むやみやたらに肩書を付ければ良いものではありませんが、しっかりとその人の仕事を評価した上で適切な肩書を付けることは大切なことなのです。