先日、中学校のキャリア学習の日に参加しました。
例年ですと職場体験をやっているそうですが、コロナの影響もあり地元企業の方を招いて自社の紹介や仕事についての話をしてもらているそうです。
当協会もキャリアについて力を入れているため、手を上げさせていただきました。
内容としては協会の活動の説明ではなく、やりたい仕事を見つけてもらうための「OHBYカード」という職業カードソート技法を活用し、カードゲーム感覚で授業を行いました。
OHBYカードとは、写真・イラスト・チャート・動画などで紹介する「職業ハンドブックOHBY」の内容を48枚の必要最小限のカードにまとめたもので、このカードを使って作業を行う中で、自分の興味や関心を知り、同時に知っておくべき必要最小限の職業情報も得ることができます。
アメリカを中心に海外では広く知られているキャリアガイダンス手法の1つです。
生徒の皆さんに48枚のカードを渡し、
興味や関心があるカードを「選択する」
あまり興味や関心がないカードを「選択しない」
まだはっきりわからないカードを「考え中」
の3つに分けてもらいました。
8名の中学2年生にやってもらいましたが、しっかりやりたい仕事が決まっている生徒は1名、特定の業種を選んだ生徒が3名、残りの4名は選択するカードが一つもないという状況でありました。
中学2年生でやりたいことが決まっていることに感心するとともに、何も選択しないという結果にも少し驚きました。
確かに自分も中学生の頃にやりたい仕事があったかというと定かではありませんが、私の頃より多くの情報がある昨今では逆にやりたい仕事に悩むかもしれません。
キャリアは簡単に決まるものではないので、時間をかけてしっかり考えてもらえればと思います。
この結果に良い悪いはありませんが、参加してくれた生徒の皆さんの今後のキャリアに少しでも役に立てればと感じました。