人それぞれ尊敬できる人がいると思います。
尊敬できる人はいないと言う人もいるでしょう。
私自身も尊敬できる人はいない方でした。もし面接などで尊敬できる人を聞かれたら、誰にするかを考えなければならない感じでした。
しかし、最近尊敬できる人ができました。
その方は、私より少し年上で他県で同業者として働いている人です。
数年前に東京で開催された研修会で出会いました。
その時は同じ受講生でありましたので少し周りより色々知っている人だなと思っただけで、受講生仲間として一緒に数日過ごしました。
それからお会いすることはないのですが、彼の活躍はFacebookで拝見しています。
彼は高いスキルを持ち、日々経営者の難しい相談に対応しています。
私では解決が難しいと思われる案件も多くこなしています。
なぜ彼が尊敬できるかと言いますと、その高いスキルを後輩や同じ仕事をする仲間に惜しみなく提供しているからです。
一緒に現場に入り、一緒に問題を解決していくのです。
もしかすると彼一人で解決できるかもしれません。それでも、後輩などのスキルアップのために一緒に取り組んでいます。
独立して一人でやっていく方が今より収入もアップし、自身のやりたいことをやれるかもしれません。
それでもこの組織に残り経営者のため、同じ組織の仲間のために活躍されている姿を見て、私は彼を尊敬しています。
同じ組織の中でも、定年間際でありながら基本的スキルすらままならず、後輩や部下の支援すらできない人もいます。
高いスキルを持っていてもそれを自分の物だけにし、できない人をできないやつ呼ばわりする人もいます。
私の組織の大きな問題は、
「人を育てる人材やスキルがない」
ことだと感じています。
そのような組織で、後輩や部下を支援し一緒に問題解決にあたる彼はこの組織に必要な存在であります。
私自身、彼のような高いスキルはありませんが、後輩や部下に少しでも支援できることがあるのなら教えるようにしています。
彼の様にはまだまだ行きませんが、少しでも良い組織にできるよう私自身も頑張らなくてはと感じています。
今の私にはそんな彼が唯一尊敬できる人なのです。