学んだことを記憶する方法の一つに、
「説明する」
があります。
人に説明することはとても効果的です。
なぜなら、説明ができるということは、そのことについて理解をしているからです。
「先生」と呼ばれる専門家の方も、生まれた時からその知識があるわけではありません。
保育園、小学校、中学校、高校、大学と学んできて蓄えた知識です。
人によっては社会人になってから学んだ知識ということもあります。
その学んだ知識を常に使いながら、人に説明していくことで、知識として強く定着するのです。
みなさんも普段の仕事で、後輩や部下に教えることがあると思いますが、その知識も昔からあるわけでなく、会社に入ってから先輩や上司に教わって覚えたことだと思います。
それが仕事を通して繰り返し行ったり、誰かに教えたりすることで定着してきたのです。
私が昔勉強した国家資格で、
「合格できる必勝法」
が販売されていたので購入したことがあります。
必勝法の詳細を明かしてしまうと、ネタバラシになるので言えませんが簡単に言うと、
「覚えたいことを人に説明できるようになる」
ということでした。
この必勝法からも分かる通り、人に説明できるようになることが、記憶の定着に効果があるのだと考えられます。
「説明する」は、アウトプットと言えます。
記憶する「インプット」も大切ですが、それを「アウトプット」することで、強固な知識として定着していくのです。