前回のコラム「ビリーフセラピー①」では、
「子供の頃、親から言われたことが大人になっても影響している」
「多くの人は、幼少期に親に言われた事を少なからず意識して生きており、それが場合によっては体調や精神面での不調に現れたりする」
ということを書きました。
それを改善するための方法も書きました。
このコラムを書くなかで、子育て世代も知っておくべきことであると感じました。
全てが親の影響で決まるわけではありませんが、親の影響があるのは確かです。
「虐待を受けた人は、自分の子供にも虐待をしてしまう」
と言った話を聞いたことがあります。
これも今回の話に通ずるものがあると思います。
私自身、2人の子供の親でもあります。
日々子供の成長を見守りながら、ときには
「叱ること」
もありますし、
「こうしなくてはいけない」
といったことも言います。
それは子育てで必要なことではありますが、使う言葉に気を付けるようにしています。
親として普通だと思って言ったことが、子供にとってずっと心に残るかもしれないからです。
この線引きはとても難しいことだと思います。
でも、自身が子供の頃に言われて心に残っていることを考えたとき、
「自身のなかで今でもあまりよくない形で残っている言葉」
があれば、それは子供にも言わない方がよいかもしれません。
ビリーフセラピーを読むなかで、深く考えさせられる内容でした。