オーケストラには指揮者がいます。
演奏者は一流のプロです。
個々の能力はかなり高いです。
それでも、オーケストラとして演奏するときには、指揮者がいなければ音楽はまとまりません。
仕事も同じです。
仕事にも指揮者、チームをまとめる人がいないと組織は上手く機能しません。
とある方の話で、
「以前の上司はチームをまとめるのが上手く、困ったときには相談ができたし、お客様のところへも同行してくれた。いざってときに頼れる存在だった」
「しかし、今の上司はそれがない。細々した仕事は手伝ってくれるが、困ったとき、いざってときに相談しても、どうすればいいかなと逆に聞かれてしまう」
「以前の上司は細々した仕事は全くしなかったけど、ちゃんとチームを見てどうすればいいかを考えてくれていた。細かい仕事をやってくれるより、その方が仕事がやりやすかった」
といった話でした。
この話からもチームメンバーはそれなりの能力があるのに、それを上司が上手く引き出せていないと感じます。
チームをまとめるには仕事を理解していなくてはなりませんし、それなりの経験も必要です。
以前の上司の方は、若い頃から色々な経験を積んできたのだと思います。
今の上司は、年功序列で管理職になったかもしれません。
話の詳細はわかりませんが、組織を上手く回すには「指揮者」が必要なのです。
それには自分の仕事をこなすだけでなく、仲間やチームの仕事にも関心を持つことが大切だと感じる話でした。