先日、元上司と話す機会がありました。
元上司は中小企業支援機関職員を定年退職し、民間企業の総務の仕事をしています。
私と同じような環境で仕事をしています。
元上司と話す中で、
「給与を払う側と貰う側」
の話になりました。
私も元上司もずっと貰う側の立場ではありましたが、支払う側の経営者の相談にのったり支援することが多くありました。
なので、多少なりとも支払う側の考えや気持ちも分かります。
支払う側としては、
「働いて給与を貰うだけでなく、会社のことも考えて行動してほしい」
という思いがある反面、
貰う側は、
「指示通りしっかり働いているのだから、会社のことは上の人が考えること」
という思いがあります。
しかしながら管理職になる立場の人は貰う側ではありますが、支払う側の考えを持つ必要があるのです。
以前のコラムで、私の知り合いの経営者が経営社員という肩書を付けているということを書きましたが、この経営者の考えは、
「貰う側であっても、自ら考え仕事をして欲しい」
という思いがあるからです。
また、とある番組に出ていた経営者は、
「社員が今やっている仕事は、自分の経営する会社が請け負った仕事と考え行動するように話している」
と言っていました。
この考えも社員であっても、経営感覚を持って欲しいという思いがあるからだと思います。
払う側と貰う側、どちらの考えも理解はできますが、双方が納得いく形で仕事ができることが一番であると感じました。