先日、テレビ番組で小室圭さんがニューヨーク州の弁護士試験に合格されてたことを紹介していました。
その中でコメンテーターの1人が、
「3回目で合格した人に仕事を頼みますか?」
という質問をしていました。
その質問に、ニューヨーク州の弁護士資格を持っているコメンテーターが、
「何回で受かったかは関係ない。いかにクライアントの要望に応えられるか。またどれだけ仕事を取れるのかだと思います」
と言われていました。
日本でも弁護士資格を始め、士業と言われる資格は難関資格であり簡単に取得できるものではありません。
一発合格をする人もいれば、何回も受験して合格する人、十年近く勉強をして合格する人など様々です。
私も士業の方に仕事を頼むことがありますが、
「何回受験をして合格しましたか?」
という質問をしたことがありません。
私の求めることに誠実に応えてくれて、相談ごとが解決するのであればそれでいい話です。
ですので、上記コメンテーターの質問は私からしたら意味の無い質問であると感じました。
逆に「どれだけ仕事を取れるのか」
が重要であると思います。
士業の資格を取得したらかといって、明日から仕事がたくさん来るわけではありません。
何もしなければ仕事は来ません。
「自分の強みは何か」
「ターゲットをどこに絞るのか」
「セミナーを中心にやるのか、クライアントの相談に乗るのか」
など、事業計画を立てていかなくてはなりません。
経営の知識も必要なため、開業はしたものの仕事が取れず廃業をした士業の方もいます。
このように、資格を取得したらかと言って仕事が舞い込むことはありません。
資格取得はもちろんのこと、どのように経営をしていくのかもしっかり考えなくては、資格で食べてはいけないのが現実なのです。