エンゲージメントとは、
「婚約」「誓約」「約束」「契約」などの意味を持つ英単語です。
ビジネスで使う際には、
「ワーク・エンゲージメント」
「従業員のエンゲージメント」
など使われ、
「従業員が会社に対して愛着や貢献の意志をより深めること」
「会社への愛着や信頼」
などと言われます。
パーソナル総合研究所の調査によると、
従業員のエンゲージメントの国際比較では、世界平均は20%、トップはアメリカの34%、日本はたったの5%という結果が出ています。
また、現在の勤務先で継続して働きたい人の割合は、
トップがインドで86%、日本は52%となっており、約半分の人は別の勤務先でも良いと考えていると見ることもできます。
この結果からも分かるとおり、日本人のエンゲージメントはとても低いです。
低い要因は、
「収入面」「やりがい」「人間関係」
など、様々な理由があります。
また、ほとんどの社長が、
「従業員を大切にしている」
と思っていますが、働く方はそこまで会社に愛着心が無いのが現状です。
片想いに近い形かもしれません。
従業員のエンゲージメントを上げる方法はあります。
ただ、闇雲に社長が良いと思ったことをやるのではなく、従業員としっかり話をする機会を設けることが必要です。
従業員のエンゲージメントを上げるには、社長やそれに近い立場の人達が従業員としっかりとコミュニケーションを図っていくことが大切です。
その会話の中から、エンゲージメントを上げる方法が見つかるのです。
現在は、人手不足や定着率の低下など人材に関する課題は多くあります。
社長一人では解決しないこともあります。
その場合には、専門家や支援機関などの支援を受けながら解決する方法もあります。
先にも書きましたが社長が、
「従業員を大切にしている」
と思っているだけでは、従業員のエンゲージメントは向上しないのです。