以前、私が勤めていた会社にいたAさんと、別の会社で一緒に働いたことがあるという同僚が職場にいました。
なかなかないことなので驚きました。
その同僚と話す中で、そのAさんは同僚が会社を辞める時に泣いてくれたそうです。
仕事でもみんなに明るく優しく接し、とても感じの良い方だったと話してくれました。
しかし、私の知っているAさんは塩対応で、私の仕事のやり方に注文を付けてくる人でした。
それを同僚に話すと、とてもそんな人ではなかったと言います。
私は逆に、優しく泣いてくれるような人というイメージが全くありませんでした。
その人の性格そのものが大きく変わることはないと思いますが、職場の環境で接し方は変わるのかもしれないと感じました。
確かにAさんの働いていた現場は日々業務に追われ、職場の雰囲気も殺伐としていて笑顔あふれる職場という感じはありませんでした。
Aさんにとっては以前の職場の方が雰囲気が良かったのかもしれません。
私は人と話すことは好きですが、そのような対応をずっと続けられると、コミュニケーションを取らない人になっていたかもしれません。
「仕事は選べても一緒に働く人は選べない」
と言われるとおり、職場環境は選ぶことができません。
こればかりはどうにもならないものだと私は考えています。
「郷に入っては郷に従え」
ということわざのように、その環境に合わせるしかないのかもしれません。
ただ、その環境合わせるあまりに、自分の良い部分を失ってはいけません。
「会社の顔と外の顔が違う」
という人もいると思いますが、家族や友人と接しながら本来の自分を保つこと必要なことなのです。