資格取得のための教材や講座にはお金を惜しまないのに、好きなゲームを買うときにはセールを待ち、少しでも安く手に入れようとする。
そんな自分の行動に、ちょっとした違和感を覚えたことはありませんか?
私もその一人です。
なのでどうしてなのか調べてみました。
これは意外と自然な心理の働きによるものだそうです。
資格の勉強にかけるお金は、「将来の自分への投資」として考えられます。
知識やスキルを身につければ、仕事の幅が広がったり、収入アップにつながったりするかもしれません。
そんな期待があるからこそ、参考書や通信講座に数万円かかっても「必要経費」として納得しやすいのです。
一方で、ゲームはどちらかといえば「ごほうび」や「娯楽」としての位置づけになります。
楽しい時間を過ごすことは間違いなく大切ですが、目に見える成果が残るわけではありません。
だからこそ、なるべくお金をかけずに楽しみたい、という気持ちが生まれるのです。
また、「成長につながること」には、自分を高めているという満足感がありますが、「遊び」にお金を使うと、どこかで「ちょっと後ろめたい」と感じてしまうこともあります。
そのため、ゲームはセールで安く買うなど、コストを抑えることで罪悪感をやわらげようとするのです。
でも、どちらかが正しいとか、優れているというわけではありません。
資格の勉強は将来の力になりますし、ゲームのような娯楽は心の余裕を育ててくれます。
大切なのは、「自分にとって価値のある使い方かどうか」を見つめることだと思います。
お金の使い方には、いつもその人なりの理由があります。
資格には投資、ゲームには節約。そんな自分の選び方も、実はとても理にかなっているのかもしれませんね。