稼げる資格とは 2018.10.7

ビジネス誌などで「稼げる資格」の紹介が掲載されていることがあります。見出しとしてはそうするしかないと思いますが、厳密に言えば「稼げる可能性がある資格」であると私は思います。

稼げる資格として、税理士や社会保険労務士といった士業、IT系やメンタル系など時代に合わせた資格などが紹介されています。

特に士業は「業務独占資格」と言われるものが多いです。業務独占資格とは、その資格がないと仕事ができないことをいい、税理士で言えば税務申告関係書類の作成、社会保険労務士で言えば社会保険関係書類の作成などです。

確かに業務独占資格は、誰でもできることではないため稼げる資格のようにも思えます。しかしながら現在は士業の資格を持つ方も増えており、資格があるからと言って直ぐに稼げる時代ではなくなっています。

会社勤めの人は資格を取ることで資格手当などが付くかもしれませんが、付いても数万円でしょう。それなら開業して稼ごうと思っても資格があるからといって簡単に稼げるものでもありません。

私の知り合いに士業の資格を取り開業をしたものの顧問先が増えず、結局は会社勤めをしている人もいます。

逆に資格を持っていなくても今までの経験や知識・営業センスで、コンサルタントとして全国を飛び回っている人もいます。

このように「稼げる資格」とは「稼げる可能性がある資格」であり、資格を持って稼ぐには「経営者としての知識・センス、営業力」といったものが必要であると感じています。

ラーニングスキルマイスターは、このような資格を取得して独立開業する方の支援も行えるよう、「上級ラーニングスキルマイスター」資格を今後創設していく予定です。