お盆休みも今日で終わりますが、休み中に読書をされましたか?実家に帰ったり、家族サービスをしたりと、そんな時間は取れなかったって人が多かったのではないでしょうか。
大学生の学生生活実態調査によると、「読書時間ゼロ」の学生が53.1%というデータが出ていました。
実際は授業で教科書などは読むでしょうし、研究に必要な資料にも目を通すでしょう。しかし、それ以外に本を読む習慣が半数の学生にはないのです。
衝撃的なデータであると思いますが、私自身学生時代を振り返ると、ほとんど本を読んでいませんでした。
学生時代は普段から勉強をしているので、授業が終われば、サークル活動やアルバイト、仲間と遊んだりと、本を読む時間を取ることは考えていなかったと思います。
とはいえ、社会人になってからもずっと読書をしなくても良いと言うわけではありません。
社会人だからこそ、本を読んで新たな知識を蓄えていく必要があるのです。
以前のコラムにも書きましたが、今ある知識がずっと通用するわけではありません。何もしなければ取り残されてしまうのです。
読書をしなかった私ですが、今では月に4冊は本を読みます。世の中にはこの10倍、本を読んでいる人もいると聞いてますので、決して多い冊数ではありません。
それでも全く本を読まないよりは多くの知識を蓄えられていると感じています。
ではどのようにしたら本を読めるようになるのでしょうか?
私の場合は、最初は資格取得のためにテキストを読むことがきっかけでした。
資格取得のテキストですから、決して楽しいものではありません。資格取得の勉強を何年かやっているうちに活字に慣れ、本を読むことに抵抗がなくなりました。
読みたい本を読めるときには、それが「楽しみ」になりました。
今では「次は何を読もうかな」と考えるのが楽しみになるくらいになりました。
本を読む習慣が無い人は、まずは少しでも興味がある本から読むことが「本を読む習慣」をつけるきっかけになると思います。
最初から興味の無い難しい本を読もうとすると挫折し、読書嫌いになってしまいます。
なので、推理ものでも恋愛ものでもよいので、本に触れることから始めることが大切です。
そこから活字に慣れ、自己啓発本やビジネス書などを読むきっかけにも繋がります。
あとは、「本を一度最後まで読んでみよう」と心に決めることです。
本を読むことは、他者が体験したり、学んだことを手軽に触れられる機会でもあります。
私自身、テキスト書いてみて、書くことの大変さを実感しました。
自分が著者と同じ経験をするなら、何年もかかったり、何十冊もの本を読まなければならないことを、たった一冊の本で体験できてしまうのです。
このように本には、自分ではなかなかできないことを自分の知識として蓄えることもできるという、とても素晴らしいメリットがあるのです。
本を読むことは面倒なことかもしれませんが、気になる一冊の本によってあなたの人生も変わるかもしれません。
気になる本があれば是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか?