試験の種類 2019.8.10

世の中には1,000を超える資格があります。資格を取得するということは、試験に合格する必要があります。

一般的に試験と言えば、会場に行き、試験官がいて、大勢の受験者と一緒に制限時間内に問題を解くといったものが多いのですが、色々な資格がある一方、試験の方法も会場試験だけではなくなってきています。

ではどのような試験方法があるのでしょうか。私の知っている試験方法は次のようなものがあります。

①会場試験…先にも述べたように一般的な試験方法と言えます。国家資格や公的資格は必ずと言っていいほど会場試験です。民間資格の多くも会場試験を取り入れています。日や会場が決まっており、大勢の方と一緒に試験を受けます。試験官がいて、試験時間も決まっており、「これぞ試験」と言った感じです。緊張したり、会場の雰囲気にのまれてしまい思うように実力が発揮てきなかった経験を持つ方も多いのではないでしょうか。

②在宅試験…言葉のとおり自宅で試験が受けられます。民間資格でこの試験方法が多く見受けられます。一定のカリキュラムをこなすと、試験機関より問題が自宅に届きそれを解く方法と、自宅のパソコンを利用して試験機関のホームページなどから解く方法があります。パソコン利用の場合は、時間制限があることがあります。どちらにしてもテキストを参考に解くことができるため、比較的合格しやすい試験と言えます。

③CBT試験…最近増えてきている試験方法で、コンピュータを利用して実施する試験方式のことです。受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。CBT試験は、CBT試験が実施できるテストセンター(パソコン教室など)で受験します。都道府県内に何か所か会場があるため、最寄りの会場で受験ができます。また、試験日も何日か設定されており、試験時間もその日のうちの好きな時間で受験することができるので、比較的受験しやすい試験方法です。

④セミナー試験…当協会の取り入れている試験方法です。セミナー受講日にカリキュラム修了後に試験を受ける方法です。この方法は、セミナー受講型の資格(市販のテキストがなくセミナーに参加して資格を取る方法)で多く取り入れられている試験方法です。試験機関によっては、テキストを見てもよいと言ったところもあります。セミナー試験は最短のところで、半日受講し試験を受けて合格すれば資格取得ができる「勉強+試験」方式なので、時間がない方には手っ取り早く資格が取れる方法です。長いところでは何日か受講しなくてはならないところもあります。必ず受講しなくてはならないため、費用は比較的高めとなります。

⑤無試験…セミナーを受講すれば修了証がもらえるものです。セミナーさえ受講すれば誰でも取得できるため、資格としての価値はあまり高くありません。

試験方法は様々ありますので、資格取得を目指すときには試験方法も必ず確認してください。