日本キャリアデザイン学会 2019.10.12

先日、一般社団法人日本キャリアデザイン学会に加入させていただきました。

学会というと、医師や大学教授などが集まる会と思いがちですが、一定の条件を満たせば一般の方でも加入ができます。

「学会は偉い先生の集まり」と私も思っていたのですが、当協会に賛同して頂いている方から学会の参加を進められ、早速、協会の活動や取組みなどを申請し承認して頂きました。

日本キャリアデザイン学会の設立趣旨の中の「生涯学習社会とキャリアデザインの必要性」として、

今日、社会を構成する諸分野の急速な変化とその影響に伴い、家庭、学校、職場、地域、ひろく一般社会における、従来からの生き方のモデルの不適合が顕著になってきている。 多様な生き方、働き方が容認され、広がる一方で、新しい選択肢、多くの選択肢を前にとまどい、選び方に迷い、また間違った選び方によって自分の能力、適性、意欲を生かせず、キャリアの発達に問題をかかえ、人生の設計図が描けずに悩む人々も多い。 こうしたキャリアをめぐる混乱を整理し、社会において現在生じているさまざまな問題を解決するためには、個人の側でも、またそういう個人を受け入れたり支援したりする組織や機関、ひろくコミュニティの側でも、従来の古いキャリア観を再点検し、新しい時代に対応したキャリア観を模索し、そのために必要な知識を得て、健全なキャリアの設計、再設計を行う姿勢を持ち、見識を深めることが必要である。

と書かれています。

当協会の理念の説明の中に、

同一企業で定年まで雇用される「終身雇用」から、自分のやりたい仕事や自分の望む企業へ転職するなど、働き方も変わってきている昨今、自分の為、仕事の為、就職の為、色々な機会に「学ぶ人」は増えています。

また、平均寿命が延び長生きする人も増えている中、定年後にスキルを習得し、第二の人生で新たなことを始めている人も多くいます。

「学びは人生そのもの」と言っても過言ではありません。

記憶法や勉強法、資格の選び方、資格の活用法など、「学ぶ技術」を知っていると知っていないとでは、自己啓発、今後の人生にも大きく差が出てくると考えます。

また、国としては「キャリアコンサルティング」に力を入れており、その中で「自己啓発」の必要性が求められ、それを支援できる専門家も求められています。

しかしながら、現在、多くの資格や検定、さまざまな学習方法があるため、自己理解がしっかりできず、なにからしていいのか迷ってしまう人もでてきています。

学びたい人にとってはパソコンやスマートフォンの普及により、学びやすい環境になってきていますが、資格・検定、学び方選びがとても重要となってきているのです。

ラーニングスキルマイスターは、「学びたい人たちの自己理解を支援し、学ぶ技術の普及を図り、自己啓発を進める」が私たちの考えであり、社会に貢献できるのではないかと考えます。

とあり、日本キャリアデザイン学会の趣旨に通ずるものがあると感じています。

また、日本キャリアデザイン学会の使命として、

研究者、学生、実務家、専門家や関心のある市民が参加し、それぞれが自らの枠を越え、共同して新しい学の形成に参画することを通じ、キャリアの転換期にあり、新しいキャリアを模索する人々に対し、キャリアデザインの科学を提示することを目的として組織する学会である。

と書かれています。

今後の協会の発展のためにも、学会に参加し多くのキャリアデザインに関わる基礎研究・応用研究を行っている人々との出会い・交流を図りたいと思います。

日本キャリアデザイン学会で学んだことを、当協会会員や関心がある方へお伝えしていければと考えております。