再度プロボノを考える 2020.3.8

以前のコラムで「プロボノ」についてのことを書かせてもらいました。

その時の説明として

「プロボノ」とは、「Pro bono publico」(公共善のため)というラテン語が語源で、仕事を通じて培った専門スキルや経験を活かして、無償で社会貢献活動(ボランティア)などを行うことをいいます。
ビジネスパーソンが休日などの仕事以外の時間を活用し、自分のやりたいことや考えと合致するNPO法人や他の組織の活動に参加し、専門スキルを活かしながら理事やスタッフとして組織運営に携わります。
その活動を通して仕事では経験できないことや多くの人脈を構築することができ、それが自分自身のキャリア開発や生きがいに繋がり、自分の能力を還元し社会に貢献できるのです。

と書かせていただきましたが、まだまだプロボノを理解してもらえない会社もあるようです。

まず「プロボノ」という言葉を理解していない。または知らずに、プロボノをしてる人を副業だと思っている人もいます。

そもそもプロボノの活動は、先にも書きましたが報酬を得るためではなく、自分のスキルを活かして社会に還元し、また自分のキャリア開発や生き甲斐に繋げ、新たな人脈を構築するなど「自分磨き」の活動であるのです。

昔から地域の活動として、


・消防団の活動をする。
・スポーツ少年団の監督やコーチをする。
・趣味の集まりを作りみんなで活動する。

ということは普通にあることで、副業などと呼ばれることはありません。

ですが、馴染みのない地域貢献活動は、

「何をやっているのかよくわからない」
「だから副業じゃないの」

と活動内容を理解せず言われてしまうことがあるのです。

そのようなことを言う人の多くは、終身雇用のもと安定した給与を得て、仕事さえこなせば何事もなく生活できてきた人達です。

しかし、昨今では一流企業でさえ、終身雇用できるかわらないと言っている時代です。

いつまでも会社に頼ってるだけではダメなのだと感じています。

これから「プロボノ」という考えは広がっていくと思います。

プロボノの考え方は、今後の学びにも繋がるものです。

プロボノが多くの人に理解してもらえ、多くの人が活動に参加できる社会になることを願います。