隣の芝生は青く見えるもの その② 2020.3.15

以前のコラムで、「隣の芝は青く見えるもの」のタイトルでコラムを書きましたが、再度その事について書いてみたいと思います。

「隣の芝は青く見える」という言葉は、

もともとは英語のことわざで、
”The grass is always greener on the other side of the fence.”
の和訳です。

一般的に「自分のものより、他人のものの方が良く見えるということを意味する表現」として使われます。

昨今、SNSで自分の活動や仕事のこと、お店のことなどを載せることはごく普通になってきています。

協会の活動をしていると、他の協会の人たちの活動をSNSで拝見することもあり、その内容は色々な方と出会い、セミナーには多くの方が参加され、すごく魅力的に見える協会も多々あります。

その中の一つの協会の代表と面識があったのでメッセージで、

「活躍羨ましいです。私もアイデアはたくさんあるものの、普段の仕事をしていると、夜に準備し休みにやることしかできません。子供が小さいので協会ばかりやってもいられなく夜なべです。理事も手伝ってはくれますが、それでも自分でやることが多いです。日々前進しているお姿を見て本当に羨ましく思います。」

といったような内容を送りました。

そしたらその方より次のようなメッセージをいただきました。

「私は、睡眠毎日3時間前後です。家庭あっての仕事ですので、そこは第一にしています。FBでわざわざアップする時間はないくらいのスピード感でこなしてます。
自分で広げたい事を自分で勝手にやっているとので、やるべき家事は必ずやりたいという考えです。睡眠が少なくても仕方ないと考えています。

誰もやってくれないという考えは、私にはなく、自分でやるしかないと思ってます。
そうしていたら、自然にいろんな方が助けてくれますが、もちろん見えるところだけというのはありますね。

私がやりたいから、仕方ない。と思ってましたし、それはメンバーにも通じついてきてくれてるし、精力的に動いてくれるようになりました。

でも、そんなことはFBには書きません。
魅力的な協会にしたいし、そういうイメージは大切だと思うからです。

FBには、良いことしか発信してないので、羨ましいと思うかもしれませんが、書いていない大変なことは数えきれないほどありますよ!いやな思いもいっぱいしています。。笑

とはいえ、やりたい事をやって必ず多くの方に役立つと信じているので動いてます。
お互い頑張りましょう!!」(一部抜粋)

また、私の知り合いが経営する飲食店のSNSでは、

「今日も1日賑わい、無事に営業を終えました。明日のランチは大好評の◯◯です。明日もお客様で賑わいそうです。」

といった内容を目にします。その方に、

「毎日大勢のお客様が見えるんですね。お店も順調でなによりです。」

と話すと、

「お客が少なくても、お客が少なくてなんて書かないよ。お客に来てほしければ、賑わってるような雰囲気出さないと」

と言われたことで、はっとしました。

人は自分のことを良く思うことよりも、他人のことを羨むことの方が多いと。

このことからもわかる通り、
「やっぱり隣の芝は青く見えてしまうのだな」
と実感しました。

自分が頑張って成果を得たことよりも、苦労したことや対外的に悪く言われたことの方がイメージに残ってしまいます。

その事をイメージにおいて他人の成功を羨むのだと実感しました。

どんな人でもパーフェクトな成功はありません。人には言えない苦労がたくさんあります。

でも人間は自分が苦労しているのだと思ってしまうのです。

私自身もそうですが、ネガティブな考えよりもポジティブな考えをできるだけ持つようにして協会活動をしていこうと思いました。

人を羨む前に、羨ましく思ってもらえる行動や活動をとっていきたいものですね。