高校生、中学生の難関資格を取得した新聞記事について紹介してきましたが、
今回は「小学生の偉業」です。
福岡市に住む小学生6年生の男の子が、難関国家資格である「気象予報士」に合格したという記事です。
気象予報士はご存じの方も多いと思いますが、ニュースなどで気象予報をお伝えする仕事や、民間の気象予報会社に勤める方などがいます。
試験の内容は、
受験資格:制限なし
試験科:学科試験(多肢選択式)
◯予報業務に関する一般知識(60分間)
◯予報業務に関する専門知識(60分間)
◯実技試験1、2(記述式)各75分間
となっており、実際には多くの気象に関する知識が必要となります。
試験を実施した気象業務支援センターによると、小学生の合格は2人目。
なぜこのような難関資格にチャレンジしたかというと、
「幼稚園の時に母親と天気予報を観ながら翌日に着る服を決めるのが日課で、ある日、空を見上げると予報と異なり雨の予感がして傘を持って出掛けたのが正解で、それから予報が好きになった」
というきっかけがあったそうです。
また、小学校2年の時に見学したテレビ局で気象予報士から実際に使うデータを見せてもらい、
「君も気象予報士になったら」
という言葉に背中を押されたそうです。
4年生の3学期から通信講座のDVDで勉強を始め、5年生で初めて試験に挑戦し、小学校最後となる4回目の試験で合格となりました。
挑戦するきっかけは些細なことかもしれませが、それが大きな成果になりました。
私も資格取得や学ぶきっかけは、ちょっとしたことからです。
「人に進められた」
「ホームページを観ていたら気になった」
「興味を持ったことに関係する資格はないか調べた」
など、些細なことなのです。
その時に、
「このことについてもう少し学んでみよう」
と思えるかどうかが、自身の学びになるか、ならないかの分かれ道です。
今回紹介した小学生も、ちょっとしたきっかけが難関資格取得に結び付きました。
どんな些細なことでも、気になったら学びのスタートだと思えることが、新たな人生のきっかけになるかもしれません。