働きたいシニア層が増えているという新聞記事がありました。
国立社会保障・人口問題研究所によると、日本全体の生産年齢人口15歳から64歳は2040年に5,978万人と2015年と比べると1,750万人も減り、65歳以上の高齢化率は35.3%にまで上昇する見通しとなっているそうです。
また、国としては高年齢者雇用安定法で65歳までの雇用確保義務に加え、70歳までの就業確保措置をとることが努力義務とになるそうです。
そのような中、年齢制限を撤廃する企業もでてきています。
もともとその会社は80歳が上限だったそうですが、80歳以上を受け入れるという形になります。
80歳までという会社もそれほどありませんのでそれだけでも驚きですが、働けるまで勤められるということになります。
今後、定年年齢が上がっていくことは当たり前になっていくと思います。
ただ、現状では定年後の再雇用や一定の年齢を過ぎると、
「給与が減額される」
「役職が無くなる」
「権限が無くなる」
といった形が多くなっています。
ですので、シニア層の働く意欲を維持させることも課題となっています。
また、同じ会社でなくても定年後に新たな職に就くこともできます。
このようにシニア層の働く意欲が高まり、働ける環境も整えられています。
私の知り合いの方に、60歳で定年しそれなりに退職金が出て年金をもらっている人がいます。
その方は、もう働きたくないと言って悠々自適な生活を送られていますが、このような人は稀ではないかと思います。
一般的には、元気でいるのなら働きたいというシニア層が多いのではないでしょうか。
働く期間が長くなるのにつれて、学びをする期間も長くなっていくのです。
働く期間が長くなる中、
「自身のキャリア」
「自身の学び」
をしっかり考えなくてはならなくなってきているのです。
このような時代の中、今までの経験やキャリア、スキルに合わせて新たな知識を習得することも大切になってきています。