先日発表されました「新しい資本主義実現会議」に、「企業の人材投資」についての資料があります。
そのなかで日本の人材投資率は、
「0.10%」
とういとても低い数字が報告されました。
アメリカは「2.08%」
フランスは「1.78%」
ドイツは「1.20%」
イタリアは「1.09%」
イギリスは「1.06%」
と各国と比べても低いことがわかります。
昔に比べ人材投資をする企業は増えているものの大企業が中心であり、中小企業ではまだまだな部分があります。
日々の業務に追われ、なかなか人材育成に力が入れられない企業が多いと思いますが、
「学びは個人でやるもの」
という考えの企業も多いです。
しかしながら、働く人の意見としては、
「仕事が忙しくて学ぶ時間がない」
「費用がかかる」
といった意見も多いです。
企業の人材投資については雇用側は、
「仕事や残業の軽減」
「費用面の負担」
などが必要になりますし、
雇われる側は、
「学ぶ時間の確保」
「学ぶモチベーションの維持」
などが必要になります。
それでも、ただ学べと言ってもなかなか取り掛かりずらいので、
「なぜその学びが必要なのか」
「学びがどのようなキャリアになるのか」
を労使ともに明確にしていく必要があります。
日本も本気で「人材投資」を考えるときがきているのだと感じました。