普段何気ない会話でも、言い方によって相手の受け取り方が変わります。
特に仕事で、上司から部下、先輩から後輩にアドバイスや指導をするときには言い方は大切です。
私が昔、こんな言われ方をしました。
私は10時から大切な会議がありました。10時までに再度資料に目を通したり、説明することを再度確認したいと思っていました。
その日は、9時から上司にお客様が訪ねてきます。上司から同席は求められていませんでした。念の為会議のことを話し同席をしない旨を伝えました。
しかし、上司は怒り口調で、
「今後君のやることになる仕事の話なのだから、10時まで話を聞き終わらせればいいじゃないか!」
と言われました。
確かに聞くことが大切だったかもしれませんし、来客対応できる準備をすることが必要だったのかもしれません。
しかし、同席を求められておらず、重要な会議があることを上司は知っていました。
上司の機嫌で言われたような気がして、モヤモヤしたのを覚えています。
これについては、このような言い方で伝えれば受け取る側も納得いくのではないでしょうか。
「9時に来られるお客様に同席してもらえるかな?会議があるのに予め伝えてなくて悪かったが、今後君にもやってもらいたい仕事の話なので同席して欲しい。10時までには終わらせるが、もし延びるようならあとは対応しておくから」
というような感じで言われたのなら、気持ちよく対応できたかもしれません。
このような会話は日常的にあることです。
毎日忙しく仕事をする中、なかなかそのような気配りをすることは大変かもしれません。
機嫌が悪い日もあるかもしれません。
それでも、上司や先輩であれば言い方を考える必要はあるのです。
「言い方ひとつで」
職場の雰囲気や仕事の進み方が大きく変わります。
お互いに気持ちよく仕事をするには、普段から言い方に気をつけながら仕事をしたいものですね。