「仕事の属人化」
とは、特定業務に関する手順や状況などの情報が作業担当者しか把握できておらず、周囲に共有されていない状態を指します。
属人化の反対の言葉に、
「標準化(マニュアル化)」
があります。
標準化によって特定人物に依存することなく業務を遂行でき、業務品質の担保や生産性の向上が期待できると言われています。
仕事の属人化は、規模が小さい会社ほど起こりやすいです。
「仕事を辞めるには、後任を見つけて来ないと辞められない」
なんて話も聞いたことがあります。
そのような決めごとは法律上できませんが、会社のことを思って辞める人は後任を考えてしまいます。
では、どうすれば属人化を防げるのか。
一つ目は、
「人を雇う」
ことです。
同じ仕事をできる人をもう一人作ることで、一人が欠けても業務が回ります。
ただ、人を雇うことは給与が発生しますので、簡単にいくものではありません。
二つ目は、
「マニュアルを作る」
ことです。
ただ作り、作った人しかわからないのでは意味がありません。
「誰が見てもわかる」
ことがポイントです。
私も転職をしていく中で属人化した仕事を、前任者もマニュアルもなく引き継いだことがあります。
そのような経験からマニュアル化を図り、仕事が回るようにやってきました。
このように、仕事の属人化は決して良いことではありません。
マニュアル化をすることで、
「自分の仕事を取られる」
と考えてしまう人もいますが、業務を円滑に進めていくには、
「マニュアル化」
が大切なことなのです。