なぜ学びの大切さを協会を立ち上げてまで広げようとしているのか。そのきっかけは15年ほど前の話になります。
ちょうど今の仕事に転職し、経営者の相談を少しずつ受けるようになっていました。私の職場には内部資格(組織の中でしか通用しない名称資格)があり、それを取得している人は職員の中でも偉いという風潮がありました。その内部資格を取るには経験年数が必要であり、転職したばかりの私はその資格はまだ取れませんでした。
学生時代から資格や検定を受検してきた私にとって、「内部資格なんて転職したら使えないのに何でそんなに偉そうにしているのだろう」という思いが強くありました。だったら対外的にも通用する資格を取ろうと思い、その時ちょうど国家資格化された「ファイナンシャル・プランニング技能士」の勉強をして合格しました。
その学びがきっかけとなり、経営者の相談の中で気になったことを勉強するようになり、勉強するなら勉強した証を残したいと思い、資格や検定を受検してきました。そしていくつかの資格や検定に合格しました。
この経験から「いつになっても学ぶことは大切であり、また楽しいこと」「学ぶことは多くの知識を得られ豊かな人生が送れる」という考えを持つようになりました。
その思いを多くの人に伝えられればと、ラーニングスキルマイスター協会を立ち上げ活動を始めました。
ラーニングスキルマイスター協会を立ち上げるためにも、協会を立ち上げるための本を読んだり、セミナーを受講し勉強をしました。
また、テキストを作るため多くの本を読んだり、多くの情報に触れてきました。
そして、やっとラーニングスキルマイスター協会を立ち上げることができました。
しかし、まだ「ラーニングスキルマイスター」講座を開講していません。現在、テキストも最終段階であり、講義をするにあたっての勉強もしています。
ラーニングスキルマイスター協会の立ち上げはゴールではなく、スタートです。自分もまだまだ学ぶことがたくさんあると感じています。
ちなみに転職してから数年後、内部資格を取得しました。今は昔ほど偉いという感じはなくなりました。知識があれば内部資格が取れるわけであり、年齢や経験を重ねれば誰でも知識は身につくものです。
今ではその頃偉そうにしていた上司以上の知識は得られたのではないかと思っています。