大学の授業の在り方 2019.4.6

とある新聞記事に大学の授業の在り方について書いてありました。

ひと昔前は、大学の授業は聖域的な部分があり、専門的知識をもった教授が自由裁量で授業を考え、教授が取り組んでいる研究などを中心とした授業だったりしたそうです。

研究の中には、画期的な発明や社会に貢献できるなど、大きな実績を残したものがあるのは確かなことです。その道を進む学生がいればそれはとても良いことでもあります。

しかしながら、社会人になってからのスキルや社会や地域に貢献できるスキルとはかけ離れたものもあるとの内容でした。

私の学生時代の授業は、社会人になってから役立つスキルが多かったのですが、「〇〇論」のような高度専門的な講義で、知識として持っているに越したことはありませんが、仕事ではそれほど役に立たない講義もあったのは確かです。

また、地域や企業と連携した活動などはほとんどありませんでした。

しかし、現在の大学は、地域や企業と連携し活動している話をよく耳にするようになりました。

私も仕事で、農産物を使った特産品開発を自分の母校のゼミにお願いしたことがありました。教授が中心となり、学生のアイディアをもらいながら商品化し販売まですることができました。

また、その商品の販売の為、地域のイベントにも積極的に参加してもらい、地域住民や企業の方との交流も行いました。

私の学生時代と比べると、大学の授業の在り方も大きく変わってきているのだと感じています。

このように、昔に比べれば多くの大学が地域や企業と連携して活動しています。それは、学生にとって社会人になってからも役に立つ、経験やスキルとなるのではないでしょうか。

若い力が地域や企業を変えていくのではないかとも思いました。