日本はまだまだ「終身雇用制」が根強くあり、一度就職した会社で定年まで勤める人は多くいます。
同じ会社にいれば、年齢とともに昇進や昇格し、後輩や部下ができ指導する立場になります。
また、頑張り次第では、「社内一仕事ができる人」「社内一技術がある人」など「社内で一番」という立場になることもできます。
しかし、その「社内一」が社外に出て通用するのでしょうか。
「世界一」「日本一」というものを持っているのであれば、十分に通用するでしょう。しかし、「社内一」では世の中では通用しないこともあります。
会社にいるだけでは、そのようなことに気づかずに終わるかもしれません。しかし、社会人の学びとしては、異業種の人たちと一緒に学ぶことも大切なのです。
私は、協会を立ち上げる際に、協会総研という団体のセミナーを受けました。協会総研では月に一回、全国の協会の理事長や役員などが集まる勉強会を開催しており、定期的に参加させてもらっています。
1つのテーマについて学び、意見交換などを行うのですが、活発な意見や質問が出て、まだまだ私自身勉強が足りていないなと引け目を感じることもあります。
勉強会には、様々なジャンルの協会の理事長などが集まるのですが、皆さんすごく勉強されており、たくさん学ばせていただくことがあります。
また逆に、仕事では「先生」と呼んで一緒に仕事をさせてもらうような立場の方から、私のやっている活動や考えに賛同いただき、アドバイスをしてほしい言われることもあり、このような異業種交流だからこそだと感じています。
社会人の学びは、本を読む、資格を取るはもちろんのことですが、異業種の方と1つのテーマを一緒に学ぶことも、新たな発見や自分のスキルレベルを知るのには良い機会であると感じています。
ただし、異業種交流会という名の名刺交換会では、あまり学びにはなりません。情報交換や新たな出会いはありますが。
ポイントは「異業種の方と1つのテーマについて一緒に学び、お互いの意見を言い合える場」であることです。
異業種の方との学びの機会があれば積極的に参加してみてください。