あとわずかで消費税が変わります。
今回の消費税増税は、軽減税率やポイント還元制度など前回の増税にはなかったことがたくさんあります。
仕事柄、消費税増税に対しての周知を図っているのですが、現時点でもまだまだ理解頂けてない部分も多くあると感じています。
今回の消費税増税で特に気になったことについて書いてみたいと思います。
まず1つ目は、プレミアム商品券が発行されることです。
今回のプレミアム商品券と過去に発行されたプレミアム商品券との違いは、「誰でも購入できるわけではない」ということです。
買える人の条件として内閣府が示している内容は、
消費税率の引上げによる負担が相対的に大きいと考えられる、
「①住民税非課税の方」と、「②学齢3歳未満の小さな乳幼児のいる子育て世帯の方」が対象。
ということです。
全国の各区市町村で実施されるわけですが、対象者には役所より「購入引換券」が届きます。
届いていないご家庭の方は、残念ながら対象者ではないため購入ができません。
「誰でも購入できるわけではない」ということに注意が必要です。
2つ目は、ポイント還元制度です。
これは、消費税増税に伴い消費が低迷しないように行われる制度です。
ポイント還元制度は、対象店舗でお買い物することで2%または5%のポイント還元が受けられるという制度です。
「10月1日以降、近所のお店で買い物すれば5%還元されるんだ」
と思っている方は多いと思いますが、ここでも注意が必要です。
まず、買い物をキャッシュレスでしなくてはなりません。現金での買い物はダメなのです。
ですので、クレジット決済やQRコードを使った買い物などをしなくてはなりません。
次に注意しなくてはならないのが、キャッシュレスで買い物をしたいお店が対象店舗でなくてはなりません。
対象店舗には「のぼり旗」や「ポスター」が掲示してあります。
このように、消費を喚起する仕組みがあるわけですが、まだまだ詳細を知らない方は多いのではないかと感じています。
知らないままでは損してしまうかもしれません。
「なんだか良く分からないからやらない」
というのではなく、自ら調べて理解しておく必要があるのです。
これも一つの学びかもしれませんね。