試験に向けての覚え方 2020.8.22

試験勉強をするなかで、みなさんはどのように覚えますか?

例えば、Aという問題が出たら、その答えはCです。A=Cと覚えれば試験問題は解けるとします。ただし、答えCはB理論がもとになっています。

という問題の答えを覚える場合、

①Aが出たら答えはCと単純に覚える。

②Aが出たら答えを導き出すためのB理論を理解し、それから答えはCと覚える。

どちらも間違った覚え方ではありません。

強いて言えば、①は試験までに時間がない場合の覚え方で、②は時間がある場合の覚え方です。

私はどちらかというと①の覚え方をします。なぜなら、試験を合格できれば良いからです。

②の覚え方は実務をやる際には役に立ちますが、実務をやりながら覚えれば良いと私は考えます。

多くの試験を受けるなかで、法律や理論を問われる問題は多いです。

しかし、実際に実務をやると、法律や理論を理解した上で、書類作成が中心となる資格もあります。

ですが、試験では書類の書き方なんて殆んど出題されないのです。

結局は、実務で書類の書き方は学ぶしかないのです。

そう考えると、試験に合格するためなら①の覚え方で良いと言うことになります。

それでも、②の覚え方が良いという人もいるでしょう。

ただ、私の経験から、②の覚え方をする人は、今回の例ですと理論の理解を深めようとし、なかなか記憶が進まないと言ったことが起こります。

下手をすると、なんでB理論はこんな考え方なのかと、理論を作った人に聞かないとわからないことを気に出したりします。

そして深みにはまり、どう勉強したら良いか悩みます。

記憶も進まなくなり、勉強が嫌いになってしまった。という人を見たことがあります。

勉強方法は人それぞれですが、資格を取るならまず試験に受かることに力を入れ、詳しい内容や実務については、合格してから覚えれば良いと私は考えます。

①の覚え方、②の覚え方、どちらもメリット、デメリットはあります。

一番は、余裕を持って勉強に取り組むことが大切かもしれませんね。