学びにかけたお金 2020.8.29

資格取得には少なからずお金がかかります。

単純に「学ぶ」のであれば、図書館から本を借りてくればお金はほとんどかかりません。

しかし、資格取得となると、講座を受講したり、テキストを購入したり、受験料を払ったりするので、どうしてもお金はかかります。

私自身、本格的に資格取得を始めたのが18年前になります。

学生時代にも資格取得はしましたが、自分のお金でというのが社会人になってからです。

18年前、ファイナンシャルプランナーを取得するために、某有名通信教育を受講しました。

その時の受講料が、6万円ほどだったと思います。

試験は学科と実技がありましたが、一発合格ができなかったため、受験に数万円かかりました。

結局、資格取得には10万円近くかかりました。

これが社会人になって最初に資格取得にかかったお金です。

資格取得にかかるお金はピンきりです。

今取得を目指しているキャリアコンサルタントは、講座受講に33万円、受験に3.8万円、また試験会場が県内にないため交通費が数万円かかり、40万円はかかると思われます。

専門実践教育訓練給付金が受けられるため、修了試験に合格できれば受講料の半分が戻り、一発合格でもう2割が戻りますが、それでも安くはありません。

逆に、市販のテキストがあり、受験も県内で可能である資格なら、1万円ほどで資格取得をすることもできます。

こうやって積算してみると、私が18年間で資格取得にかけたお金は150万円に上ります。学びのための書籍を入れればもっとかかっています。

この話を聞いて、

「資格取得に150万円も使ったの!!」

と思う人は多いでしょう。

でも、好きなことに使うお金として考えるとそんなに高いものではないと思います。

例えば、私は昔テレビゲームが好きでした。

毎月6千円ほどのゲームソフトを買っていましたが、これを18年間続ければ、

6千円×12ヵ月×18年間=129.6万円となります。

最新のハードを買えば、もっとかかるでしょう。

また、タバコを1日1箱吸う人の場合、今の価格は昔に比べて倍以上ですが平均して1300円とすると、

300×365×18年間=197.1万円になります。

また、趣味が車やバイクなどの乗り物系の人はもっとかかるかもしれません。

なので、資格取得の150万円は決して高くはないのです。

とあるサイトで資格を500以上持っているという方がいましたが、1つの資格取得に1万円かかったとすると500万円になるのですから、上には上がいると感じました。

結局のところ、

「その人が何にお金を使うことが一番大事に思っているか」

ということで、資格取得に興味のない人には高く感じてしまいます。

逆に興味のない趣味にお金をたくさんかけることは、高く感じてしまうのと同じことです。

自分の知識への投資は「無形の資産」と言われています。

せっかくお金を使うのなら、未来の自分に投資ができる「学び」や「趣味」であるといいですね。