資格試験の問題傾向 2020.9.5

今回は、資格試験の問題傾向についてお話しします。

世の中に1,000以上ある資格全てに共通することではありませんが、問題出題傾向の一つを紹介します。

数ある資格の中で、

①「理論、計算、定義」

②「法律、白書、社会情勢」

などが出題されることがあります。

この2つの問題には覚え方に違いがあります。

「理論、計算、定義」などは、それが発表されたときから大きな変更がほとんどないものが多いです。

理論の場合、とある学者が一世紀以上前に発表したことが、未だに使われていることがあります。

計算方法なんかもそんなに大きくは変わりません。
その逆に、

「法律、白書、調査結果」などは変わることが多いです。

法律はずっと昔から変わらないものもあれば、定期的に改正されるものもあります。

白書や調査結果は毎年公表されるものがあります。

試験では、

①「ほとんど変わらないことを覚える」

②「頻繁に変わることを覚える」

の2つの傾向があるのではないかと思います。

私が勉強しているキャリアコンサルタントで例えますと、

カウンセリングの理論はずっと昔からわからない部分が多いです。

しかし、労働や雇用に関する法律、調査結果などは頻繁に変わります。

このような傾向から、

「頻繁に変わらないことを覚える方が簡単」

と思いますが、内容やボリュームによって頻繁に変わらないことでも難しいことは多々あります。

逆に毎年変わることでも、

「調査結果が良くなったか。悪くなったか。」

「数値が上がったか。下がったか。」

などを覚えるだけで良いこともあります。

問題を解く際には、自分はどちらを覚える方が得意なのか。過去問の傾向から、どちらの問題が多くの出題されているのか。

など、試験問題の傾向を把握する必要があります。

結局のところは、問題のバランスとして、どちらか片方だけ覚えても合格するのは難しいため、両方に取りかからなくてはなりません。

しかし、しっかり出題傾向を押さえることは勉強の効率化と、試験で得点するためにはかかせないことです。

各試験によって様々な傾向がありますが、その傾向を知ることはとても大切なことなのです。